PayPay証券が50銘柄追加、SMBC日興証券はETFを16本追加ほか──2/13~2/19の投資ニュース

リターンなければ費用なし、完全成果報酬型の資産運用サービス公開

完全成果報酬型の資産運用サービスが2月16日、公開された。自動の資産運用サービスではロボアドが人気だが、この場合、運用成果にかかわらず費用が発生する。新たに発表されたサービスは、運用資産の過去最高評価額を更新した時のみ成果報酬が発生する仕組みだという。

公開されたサービス名はSUSTEN(サステン)。運営する株式会社sustenキャピタル・マネジメントは、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャー経験者らが2019年7月に創業したスタートアップ。

初めに質問に答えて一人ひとりに最適なポートフォリオを診断し、入金すると自動的に資産運用がスタートする。また、成果が出なければ費用が発生しないため、長期投資を考える投資家にも使いやすいだろう。

PayPay証券、米国・日本株のIPO関連や株主優待銘柄を50銘柄追加

PayPay証券は2月17日、米国株・日本株合わせて50銘柄を追加し、取り扱い銘柄を全319銘柄に拡充したと発表した。追加された選定銘柄の一部はこちら。

米国株

アメリカン航空(AAL)
エアビーアンドビー(ABNB)
スポティファイ・テクノロジー(SPOT)
バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
ファーストリー(FSLY)
ユニティ・ソフトウェア(U)

日本株

ANAホールディングス <9202>
イオンモール <8905>
ウェルスナビ <7342>
エイチ・アイ・エス <9603>
ニューラルポケット <4056>
日本航空 <9201>
日本マクドナルドホールディングス <2702>
出前館 <2484>

米国・日本株それぞれでニーズの高い銘柄や、株主優待で注目の銘柄、IPO関連銘柄を中心に追加された。

 【関連記事】PayPay証券の手数料やクチコミを確認する

マネックス証券、JCB会員の株式投資体験を後押し──サービスを共同開発へ

マネックス証券とJCBは2月17日、JCB会員が株式投資を体験できるよう支援するサービスの開発に向け、業務提携契約を締結したと発表した。契約は2月15日付。

クレジットカードによる日常消費行動を会員の株式投資につなげるため、カードに付与されるポイントを株式に交換、気軽に株式投資ができるようになる。このサービスを提供するためのアルファ版アプリを共同開発、7月を目途にサービス検証を実施するという。

【関連記事】マネックス証券のクチコミ・評判・手数料を確認する

SMBC日興証券「キンカブ」(金額・枚数指定取引)に16本のETFを追加

SMBC日興証券は2月17日、金額もしくは株数を指定して100円から株式投資ができる「キンカブ」(金額・株数指定取引)に、新たに16本のETFを追加した。追加された銘柄はこちら。

日本株・国内債券・Jリート

NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 <1357>
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 <1489>
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 <1593>
NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信 <2510>
MAXIS Jリート上場投信 <1597>

米国株・海外株

NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信 <1545>
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信 <1546>
上場インデックスファンド米国株式(S&P500) <1547>
NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 <1678>

米国債・海外債券・コモディティ

上場インデックスファンド新興国債券 <1566>
iシェアーズ・コア 米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり) <1482>
iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF <1656>
上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型 <1677>
NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 <2511>
NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジあり)連動型上場投信 <2512>
NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上場投信 <1699>

【関連記事】SMBC日興証券の手数料などを確認する

コロナ禍で「ローリスク・ローリターン」投資が人気──投資家アンケート結果

「コロナ禍でおすすめの投資」について聞いた調査が2月18日に発表され、「ローリスクローリターン」と回答した人が6割を超えたことが分かった。さらに最もオススメの投資手法として、「株式」と答えた人が50.9%、「NISA(つみたてNISA含む)」が18.8%、「FX(外国為替証拠金取引)」が5.8%だった。それぞれの理由として、株式は「コロナ禍後の景気回復に期待」、NISA(つみたてNISA含む)は「節税対策」、FXは「値動きが大きいから、利益が出やすい」とのコメントが挙がったという。

調査はLENDEXが、2月4日に投資経験者1058人を対象にインターネットで行った。「コロナ禍では、ハイリスクハイリターンまたはローリスクローリターンのどちらを選ぶべきだと思いますか?」と質問したところ、「ローリスクローリターン」が62.8%で、「ハイリスクハイリターン」が37.2%だった。

また「キャピタルゲイン投資とインカムゲイン投資のうちどちらをやっているか」聞いた質問では、「キャピタルゲイン」と回答した人は42.8%、「インカムゲイン」が23.2%。どちらもやっている(やっていた)と回答したのは34.0%だった。

「キャピタルゲイン」と回答した人の中には、「ハイリターンを求めている」「投資効率が良い」とのコメントが見られた。一方、「インカムゲイン」と回答した人からは「長期ではインカムの方が期待が高い」「継続的な収入を期待」との声が聞かれた。

このほかにも、投資を始める際に資金をいくら準備したか聞いたところ、「100万円以上」が最も多く39.1%、次いで「30万円以上~50万円未満」が15.0%、「10万円以上~30万円未満」が14.4%、「5万円未満」が11.3%と続いた。

|文:coindesk JAPAN編集部
|編集:濱田 優
|画像:Shutterstock.com