三菱UFJ銀行、アプリやWebで完結する投資一任型サービス「Mirai Value」開始
三菱UFJ銀行は2月22日、投資一任型サービス「Mirai Value」(ミライバリュー)を提供開始したと発表した。既に2月8日から三菱UFJモルガン・スタンレー証券で提供されていた。
ミライバリューでは、利用者がアプリやWeb上で簡単な質問に答えると運用方針を決定し、リスク特性診断の結果に応じたポートフォリオを提案するという。最低投資額は10万円からで、自動積立は毎月1万円から可能だ。
LINE証券がマネーフォワードMEとのAPI連携、株式など資産の一元管理が可能に
LINE証券は2月24日、自動で家計簿を作成するサービス・マネーフォワードMEとのAPI連携を開始したと発表した。この連携により、LINE証券の口座を開設しているユーザーは、マネーフォワードMEで残高の確認、保有する株式や信託投資を含めた資産管理が可能になる。
LINEに登録しているメールアドレスやパスワードをマネーフォワードMEに預けることなくサービスを利用でき、セキュリティと利便性を両立させた形だ。
マネーフォワードは同日、マネーフォワードMEと野村證券による資産管理アプリ「OneStock」(ワンストック)でも、同じく資産の一元管理が可能になったと発表している。
ヤフーがポートフォリオや取引履歴を自動作成するサービス提供開始
ヤフーは2月24日、証券口座と連携し、保有銘柄のポートフォリオや取引履歴を自動作成するサービス「Yahoo!ファイナンスコネクト」の提供を開始し、第1弾として同日からSBI証券との連携を始めたと発表した。
投資信託の取引機能やスクリーニング機能を持つ「Yahoo!ファイナンス」アプリ内に追加されたサービスで、証券会社とIDを連携させて利用する仕組みだ。取引履歴にはそれぞれメモやチャート画像を追加でき、投資の振り返りや見直しができるという。
証券口座との連携後は、Yahoo!ファイナンスコネクトから取引の振り返りや売買候補銘柄の選定だけでなく、証券アプリへの遷移もできるためスムーズな取引が可能になる。
SMBC日興証券、現物株式・債券がスマホ専用画面で取引可能に
SMBC日興証券のオンライントレード(日興イージートレード)のスマートフォンサイトで、2月26日から現物株式・債券が専用画面で取引できるようになった。
現物株式・個人向け国債の取引はこれまで携帯電話サイト用画面だったが、今回新たにスマートフォン専用の見やすいサイトで取引可能になる。これに伴い、「国内株式」の名称が「現物株式」に変更され、現物株式の期間指定注文が可能になった。
auカブコム、プロと個人投資家がつながれる投資信託のSNS「ファンドスクエア」開始
auカブコム証券は2月25日、プロと個人投資家がコミュニケーションを取れるプラットフォームとして、投資信託コミュニティサイト「ファンドスクエア」の提供を開始した
プロ投資家がマーケット情報や投資信託に関する記事を投稿し、利用者は記事に対してコメント投稿や「いいね」をすることでコミュニケーションできる。さらに、利用者同士での情報交流もできる。プロ投資家にはインベスコや野村アセットマネジメントをはじめとする10以上の運用会社が参加する。auカブコム証券の口座を持っていなくても記事を読めるという。
気になる銘柄を登録すると、その銘柄の記事やコメントが投稿された際にタイムラインで表示されるという。記事やコメントを見て「買いたい」と思った投信銘柄があればすぐ注文ができる。買い付けにはPontaポイントも利用できる。
証券会社のサイトではなく、こうしたメディア・Webサイトから投資できるサービスとしては、SMBC日興証券のフロッギーが先行している。auカブコムのファンドスクエアはその名の通りファンド(投資信託)に特化していることや、SNSの形をとっていることが特徴だろう。
|文:coindesk JAPAN編集部
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