サンフランシスコに拠点を置く仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)は、ニューヨーク州在住者にリップル(XRP)取引サービスの提供を開始した。
2019年5月13日(現地時間)、同社はニューヨーク州在住者がコインベース・ドット・コム(Coinbase.com)、もしくは同社のiOS・アンドロイドアプリで、XRPの売買、送金、受け取り、保管できるようになったことをツイッターで発表した。
コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)のデータによると、発表後XRPの価格は20%上昇し、39セントの高値を付けた。しかし、この上昇は、過去24時間で見られたビットコインの強気な価格推移とも一致している。
コインベースがXRP取引を一般顧客向けのプラットフォームに追加したのは今年2月のこと。しかし、当時ニューヨーク州およびイギリス在住者は提供地域に含まれていなかった。
同社が取引を提供する仮想通貨の種類は増え続けている。現在同社が取り扱っている仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、サークル(Circle)のステーブルコインUSDC、ジーキャッシュ(ZCASH)、ブレーブのベーシックアテンショントークン(BAT)など。
また同社は最近、XRPおよびUSDCを用いた「無料かつスピーディーな」決済サービスの提供を始めた。当時同社の広報担当は、同サービスは「国際決済において仮想通貨を使用することのメリットを顧客に学んでもらうことを主目的として、教育的なリソースとして開発された」とCoinDeskに語った。
翻訳:Yuta Machida
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Coinbase image via Shutterstock
原文:Coinbase Opens Up XRP Trading for New York Residents