米暗号資産運用会社のグレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)は、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)の新規受付を一時停止した。GBTCの取引価格がファンドが保有するビットコイン(BTC)の価格を15%下回ったことが理由と見られている。
競合する複数のビットコインファンドや、カナダでのビットコインETFの登場に影響を受け、GBTCは数週間にわたってビットコインの価格を下回る価格で取引されている。同様にグレイスケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust)もイーサリアムの価格を下回っている。
グレイスケールの親会社であるデジタル・カレンシー・グループ(DCG:Digital Currency Group)は11日未明、最大2億5000万ドルの資金をGBTCに投資すると発表した。
GBTCの買い戻しは、発行数を減らすことで需要を喚起し、価格を高める手段としてよく知られている。米CoinDeskは、グレイスケールがETF分野の専門家9人を雇用していると伝えた。これは同社のビジネスモデルの転換を示している可能性がある。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:グレイスケール・インベストメンツのマイケル・ソンネンシャインCEO(CoinDesk archives)
|原文:Grayscale Halts New Investments in GBTC After Trading at 15% Below Bitcoin