世界最大級のヘッジファンドを手がける英マン・グループのルーク・エリス(Luke Ellis)CEOは、ビットコイン(BTC)を長期保有資産ではなくトレーディング手段と捉えている。
CNBCの「Squawk Box」に先週に出演したエリス氏は、ビットコインに「手を出した」ことはあるが、自身は長期保有者(HODler)ではなくトレーダーと考えていると述べた。
「ビットコインをトレーディング手段と考えており、トレーディングを行うことで、市場に流動性を提供しようとしている」(エリス氏)
また同氏は、企業が一資産としてビットコインを保有する必要はないと考えており、ビジネスにおけるユースケースとビットコイン固有の投機性を考慮すると「混乱をもたらす」と話した。
“I see it as a trading instrument, not a thing that you think of as a long term asset allocation play,” says MAN Group’s Luke Ellis on #bitcoin. “It’s confusing what the business is relative to speculation. I don’t think companies are supposed to speculate with cash balances.” pic.twitter.com/ILnbwxICKU
— Squawk Box (@SquawkCNBC) March 12, 2021
「トレーディング手段と考えている。長期保有資産とは考えていない」とマン・グループのルーク・エリスCEOはビットコインについて語った。「投機に対して、ビジネスの意味が混乱してしまう。企業は現金資産で投機を行うべきではないと思う」
米電気自動車大手のテスラや、マイクロストラテジーは、この数カ月間、ビットコインへの大規模な投資を明らかにしている。
マン・グループはロンドンに本社を置くヘッジファンドで、主に機関投資家を対象に資産運用サービスを行っている。運用資産残高は約1236億ドル(約13兆5000億円)にのぼる。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
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|原文:Bitcoin Not a Long-Term Allocation, Says Man Group CEO