YouTubeのインフルエンサーやクリエイターを対象に、NFT(ノンファンジブル・トークン)の発行と流通、プロモーションをワンストップで行えるサービス開発が始まった。
ブロックチェーンを利用したクラウドファンディング事業を展開するフィナンシェ(本社・東京渋谷区)は22日、YouTubeなどでのインフルエンサーマーケティングを手がけるBitStarと共同で事業開発を進めていくと発表した。BitStar(本社・東京渋谷区)が有するYouTubeを中心としたクリエイターのネットワークにおいて、NFTの事業化を支援する体制を作っていく。
フィナンシェとBitStarは今回の提携を通じて、クリエイターなどを対象にしたNFTの発行支援と運用管理の事業開発を進める。国内外のメディアと連携しながら、NFTのマーケッティングにおいても支援していく。
NFTは唯一無二の代替不可能なデジタルトークンで、ブロックチェーンを活用することで作成・売買することが可能だ。ブロックチェーンゲームやアート作品などでNFTが使われ始めている。
ツイッター共同創業者兼CEOのジャック・ドーシー氏は今月、自身の最初のツイートをNFTプラットフォームでオークションにかけている。最高入札額は250万ドル(約2億7000万円)に達した。
フィナンシェはまた、独自の対応として、国内のファンに向けては自社サービス内において日本円での決済を行い、海外ファンに対しては主要なNFTマーケットと連携していく方針だ。
BitStarは4,000人を越えるインフルエンサーをネットワーク化し、これまでに200名以上の所属インフルエンサーを支援してきた。同社はインフルエンサー向けのサービスを多様化する上で、フィナンシェとの提携を通じてNFTに関連する事業開発を進めていく。
|編集:佐藤茂
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