ツイッター共同創業者兼CEOのジャック・ドーシー氏がオークションに出品していた自身の初ツイートのデジタルトークンが22日、約291万ドル(約3億1700万円)で落札された。
落札者のシーナ・エスタビ(Sina Estavi)氏は今月6日、約1630.6イーサリアムの札を入れ、その後の16日間でこの価格を上回る入札はなかった。この金額は入札当時は250万ドル相当だったが、イーサリアム価格の上昇によって290万ドル超となった。
ドーシー氏は5日に、トークン化した自身初のツイートをノン・ファンジブル・トークン(NFT)プラットフォーム「Valuables」に出品していた。
オークション終了後、ドーシー氏は事前に伝えられていたように収益をビットコインに換え、低所得者層に直接現金給付を行う非営利団体GiveDirectlyに送った。
Sent to @GiveDirectly Africa fund 🌍Thank you, @sinaEstavi. pic.twitter.com/aEZu07auLV
— jack (@jack) March 22, 2021
NFTをめぐる動きは世界的に活発化している。先週、米テスラのCEO、イーロン・マスク氏がオークションに出品したアート作品に100万ドル(約1億円)の値がついた。
しかし、マスク氏はその後、「正しいこととは思えない」として、作品を売却しないと述べている。
また、金融規制サイドは、NFTの動向を注視している。マネーロンダリングに関する金融活動作業部会(FATF)は、最新のガイダンスの草稿で、DeFi(分散型金融)とともにNFTに注視していることを示した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinDesk archives
|原文:Jack Dorsey’s First Tweet Sells for $2.9M