人気ブロックチェーンゲーム「NBA Top Shot」を展開するダッパーラボ(Dapper Labs)は3月30日、3億500万ドル(約340億円)の資金を調達したと発表した。米NBAで活躍し、「バスケットボールの神様」といわれるマイケル・ジョーダン氏も調達ラウンドに加わった。
ダッパーラボはこれまでに3億5700万ドルを調達している。USAトゥデイ(USA Today)の報道によると、同社の企業評価額は26億ドル(約2900億円)に達したという。
今回の出資者には、NBAの現役選手のケビン・デュラント氏を含むアスリートや、ラッパーの2チェインズ(2 Chainz)のほか、本田圭佑氏とウィル・スミス氏のドリーマーズVC(Dreamers VC)も名を連ねている。
ダッパーラボの「NBA Top Shot」は、デジタル・コレクティブ(収集品)に対するファン需要の高まりから大きな収益をあげている。
同社の独自ブロックチェーン「フロー(Flow)」上に構築されたノンファンジブル・トークン(NFT)のトレーディングカードゲームは、昨年末にサービスを開始し、売上高はすでに5億ドル近い。流通市場の取引高はほぼ毎日、200万ドルを上回っている。
さらに同社は今年、ワーナー・メディア・グループ(Warner Media Group)や人気総合格闘技「UFC」などのデジタル・コレクティブをフローに投入する計画だ。
|翻訳:新井朝子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Aurelien Meunier/Getty Images
|原文:Michael Jordan Joins $305M Investment in Firm Behind NBA Top Shot