●ビットコイン(BTC)は、4月1日16時(=日本時間2日6時)時点、5万8916.75ドル付近で取引され、過去24時間で0.02%下落した。
●過去24時間の価格レンジは、5万7973.35ドル~5万9458.98ドル(CoinDesk 20のデータ)
●1時間足チャートでは、10時間平均と50時間平均の間で取引されており、テクニカル分析では横ばいシグナルとなっている。
ビットコインは重要な心理的水準で推移しており、抵抗線でもある6万ドルを突破できずにいるが、最近の市場には欠けているものがある。スポットの取引高だ。
4月1日の取引高は、8つの大手暗号資産(仮想通貨)取引所のデータでは、ビットコインが3月13日に史上最高値を更新した以降で最も低いレベルとなった。
「下落局面では依然として、取引高は多くなっている。これは懸念材料といえる」とアーケーン・リサーチ(Arcane Research)は3月30日のニュースレターに書いている。
一方、強気派は、ビットコインは短期間で史上最高値付近まで上昇する可能性が高いと考えている。
「ビットコインは6万ドルの水準を再度試そうとしている。最近の価格上昇の理由は、ビットコインなどの暗号資産がメインストリームに躍り出ていることにある」と暗号資産取引所OKCoinの最高執行責任者(COO)ジェイソン・ロー(Jason Lau)氏は述べた。
この数週間、価格は横ばい状態であったにもかかわらず、ビットコインを中心とする暗号資産の利用に取り組みの勢いは変わっていない。
世界最大の資産運用会社ブラックロック(Blacklock)はビットコイン先物市場に参入し、決済大手ペイパル(PayPal)は暗号資産決済を開始した。ゴールドマン・サックスは富裕層顧客に暗号資産投資サービスに取り組み、人気ファストフードチェーンのチポトレはビットコインのプレゼントキャンペーンを展開している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CryptoCompare
|原文:Market Wrap: Bitcoin Stuck Below $60K; Cardano’s Sixfold 1Q Gains Led CoinDesk 20