保有期間が1〜6カ月のビットコイン(BTC)が増加を続けている。データサイトのグラスノード(Glassnode)の最新レポートでわかった。
これらのビットコインは直近の強気相場で買われたもので、2020年10月以降に500%近く上昇したビットコインが、そのまま保有されている。
グラスノードのデータによると、1万800ドル〜5万8800円で購入されたビットコイン、つまりこの6カ月間に購入されたビットコインは現在、全供給量の25%を占め、その割合が減少する兆候はない。
「ホドラー(保有を続ける人)」は今回の強気相場でビットコインを買い集め続けており、「取引所からの継続的な移動はペースが落ちていない」とグラスノードは指摘する。
また、多くのビットコイン投資家は、保有するビットコインをストレージに移動させており、短期取引への関心は低下している。グラスノードによると、この1年でビットコインの流通量の3%以上が取引所から、取引所ではないウォレットに移動している。
「流入がプラスとなった(保有残高が増えた)大手取引所は、バイナンス(Binance)とジェミニ(Gemini)の2つのみ。買い集めの強力なサインは、これまでの強気サイクルとは異なる需要と供給のバランスを示している」とグラスノードは述べた。
|翻訳:山口晶子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Glassnode
|原文:Bitcoin Newbies Are HODLing as Prices Rise, Blockchain Data Suggests