バイナンス(Binance)が運営する暗号資産(仮想通貨)デリバティブプラットフォーム「バイナンスフューチャーズ(Binance Futures)」が、個人投資家の人気を集めている。
データサイトのCoinGeckoによると、バイナンスフューチャーズの24時間の建玉(未決済の契約総数)は4月3日、過去最高の100億ドル超を記録し、前年同期比で約3900%の増加となった。
一部のアナリストは、個人投資家の資金流入が背景にあると指摘する。ブロックチェーン分析会社グラスノード(Glassnode)の共同創業者は2月26日のニュースレターで、バイナンスの登録者数の増加を米暗号資産取引所の「コインベース(Coinbase)」と比較し、個人投資家の強い投資意欲を説明している。
バイナンスフューチャーズは2019年9月にスタート。以来、商品群を拡充してきたと担当者は米CoinDeskに語った。
同取引所は当記事執筆時点、建玉で最大規模のビットコイン先物取引所となっており、暗号資産デリバティブ調査会社スキュー(Skew)のデータによると、合計234億8000万ドルのうち18.44%にあたる43億3000万ドルを占めている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinGecko, Binance representative Riley Kim
|原文:Binance’s Crypto Derivatives Platform Sees Record Open Interest of $10B