ビットコイン(BTC)のボラティリティ(価格変動の激しさ)が低下を続ければ、価格は長期的に13万ドル(約1440万円)に上昇する可能性がある。JPモルガン・チェースが4月1日付のレポートで予測した。
JPモルガンによると、ビットコインはポートフォリオを分散させるために相関関係が低い資産を求める機関投資家にとって魅力的な資産になっているという。米Business Insiderが1日に報じた。
JPモルガンは、高いボラティリティが「機関投資家のビットコイン投資に対する逆風になっている」と指摘。
ビットコインのボラティリティの低下は、ポートフォリオ分散化の手段としての「ゴールドを締め出す」可能性があり、長期的には価格が13万ドルまで上昇する可能性を示していると、同レポートには書かれている。
この予測は、ビットコインのボラティリティがゴールドのボラティリティと同程度になるという考え方に基づいているが、現状ではまだ先の話だ。過去3カ月のビットコインのボラティリティは86%、ゴールドの16%からは大きくかけ離れている。
3月に同行が超富裕層顧客向けに発行したレポートでは、ビットコインとゴールドの比較は避けられ、暗号資産の「ボラティリティと相関関係の特徴は、伝統的な安全資産との比較を否定するもの」としている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin’s Drop in Volatility May Boost Appeal, Make $130K Possible, JPMorgan Says: Report