NBAのサクラメント・キングス、報酬をビットコインで──オーナーが発言

全米プロバスケットボールNBAのサクラメント・キングスは、選手とスタッフに報酬をビットコイン(BTC)で支払う計画を明らかにした。チームオーナーのヴィヴェク・ラナディベが5日、音声SNSのClubhouseで発言した。

米CoinDeskの取材によると、ラナディベ氏は今週末に予定していた発表の内容を先にClubhouseで予告したようだ。このニュースは先にツイッターに投稿されていた。

「速報:サクラメント・キングスのオーナーが『選手をはじめとするキングスの全員が給与の一部をビットコインで受け取ることができるようにすると、数日後に発表する』と発言」

キングズは、プロスポーツ界で暗号資産(仮想通貨)に最も積極的なチームのひとつとして知られている。2014年にチケットからホットドッグまでのあらゆるものをビットコインで購入できるようにし、2019年にはファントークンをスタートさせた。

キングスが選手やスタッフへのビットコインでの支払いをどのように行うかは現時点では不明。2014年にはBitPayと提携していた。

他のプロスポーツでは、NFLのラッセル・オクング(Russell Okung)選手が2020年末、1300万ドルの年俸の一部をビットコインで受け取った初めてのNFL選手になったことで話題を呼んだ。

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米CoinDeskはキングスとBitPayに取材を試みたが、コメントは得られていない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Sacramento Kings to Offer Bitcoin Salary Option to All Players