●ビットコイン(BTC)は8日16時(日本時間9日6時)時点、57,775.92ドル前後で取引され、過去24時間で2.86%上昇。
●24時間のレンジは、55,639.58ドル~58,179.66ドル(CoinDesk 20のデータ)。
●1時間足チャートは、10時間平均と50時間平均を上回り、テクニカル分析では強気シグナル。
ビットコインは2日間下落した後、8日に上昇した。同日には、暗号資産の一般への普及を伝えるいくつかのニュースが報じられている。
約3.1兆ドルの資産を運用する米ステート・ストリート(State Street)は、暗号資産取引を対象とするプラットフォームにインフラ提供を行うと発表した。プラットフォームは「銀行グレード」のクオリティを備え、今年半ばの稼働予定。最終的にはプラットフォームを自行で使用する可能性もあるとしている。
世界最大規模のカストディアン、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)は、First Trust AdvisorsとSkyBridge Capitalが申請中のビットコインETF(上場投資信託)のサービス提供事業者となる予定だ。
ビットコインの取引高は価格上昇に追いついておらず、米CoinDeskが調べた米国を中心とする8つの暗号資産取引所では8日、取引量は減少した。
ビットコインの取引量は4月に入って減少しているが、CryptoCompareの月次レポートによると、3月は大手取引所での取引高は2月から5.9%増となり、2.5兆ドルに達したという。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinDesk Bitcoin Price Index
|原文:Market Wrap: Bitcoin Near $58K, Reverses Two-Day Losses Despite Lower Trading Volume