●ビットコイン(BTC)は、日本時間23日6時時点、52,612ドル前後で取引され、過去24時間で4.7%下落。
●24時間レンジ:52,889ドル~55,233ドル(CoinDesk 20のデータ)
●1時間足チャートは、10時間移動平均と50時間移動平均を下回り、テクニカル分析では弱気シグナル。
ビットコインは4日続けて弱い値動きとなった。当記事執筆時点、ビットコインには売りの動きが目立ち、価格は52,200ドル付近まで下落している。
暗号資産デリバティブ取引所「Delta Exchange」のパンカジ・バラニ(Pankaj Balani)CEOは、ビットコインの見通しは弱気になり始めていると指摘。
「ビットコインは、今回の上昇で維持し続けてきた50日移動平均のサポートを下抜けしており、さらなる下落があるように見える」
TradingViewのチャートを見ると、先週末の急落でビットコイン価格は50日移動平均を下回った。これは2020年10月以来のこと。
「急激な反発があるかもしれないが、6万ドルを超えるまではブルトラップ(強気の罠)の可能性は排除できない」
今回の下落のメリットは、少なくともビットコイン支持者の多くが提唱する価値保存の観点から見ると、ボラティリティが緩やかに低下を続けていることだろう。CoinDesk Researchによるとビットコインの30日年率ボラティリティは、4月21日時点で48.9%となっており、2月9日に記録した112.8%から下落を続けている。
その結果、トレーダーは明らかにビットコイン以外の暗号資産に注目しているとDelta Exchangeのバラニ氏は述べた。「アルトコインに強い上昇サインが出ている。特にイーサリアム(ETH)に注目している」
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:TradingView
|原文:Market Wrap: Bitcoin Price, Dominance Slips; Ether Hits Fresh Record High Over $2.6K