GMO調査:イーサリアム、エンジンの上昇期待するユーザーが増加

暗号資産(仮想通貨)交換業者のGMOコインが、同社のサービスを利用するユーザーを対象に3月に行ったアンケート調査の結果を発表した。調査では、イーサリアム(ETH)やエンジンコイン(ENJ)などアルトコインの価格上昇を期待するユーザー数が、昨年よりも大幅に増加した。

GMOコインは3月17日から31日までの間、同社サービスを利用する3458名のユーザーを対象にウェブアンケートを実施。「2021年に一番価格上昇を期待している暗号資産は何か」の質問に対して、31%の回答者がビットコイン(BTC)と答えた。昨年の調査では、ビットコインと答えたのは47%だった。

一方、同じ質問に対して、イーサリアムと答えた回答者は17%で、前年の9%よりも割合が高かった。NFT(非代替性トークン)領域で注目を集めるエンジンコインと答えた回答者は13%だった。

(画像:GMOコインの発表文より)

検討している暗号資産の活用方法では、84.3%が「長期保有の投資目的」と答え、最も多かった。「決済手段」と「送金手段」と答えた回答者の割合はそれぞれ、14.9%と13.6%で、前年の20.4%と18.6%から減少した。

また、7割の回答者が資産運用として、暗号資産以外に株式取引を行っていることがわかった。

(画像:GMOコインの発表文より)

GMOコインはGMOインターネットグループ傘下のGMOフィナンシャルの子会社で、ビットコインやイーサリアム、リップル(XRP)、エンジンコイン、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)などの12種類の暗号資産を取り扱っている。

|編集:佐藤茂
|トップ画像:GMOグループ本社がある東京・渋谷(Shutterstock)