米電気自動車大手のテスラは、同社が保有するビットコインの一部を売却し、2億7200万ドル（約294億円）の利益を計上した。
テスラの最高財務責任者（CFO）を務めるザック・カークホーン氏は26日、同社が保有するビットコインの約1割を1月～3月期に売却したことを明らかにした。テスラは同日、第1四半期の決済説明会を行った。
イーロン・マスク最高経営責任者（CEO）率いるテスラは2月に、15億ドル相当のビットコインを購入したと報じられている。カークホーンCFOは26日の説明会で、低金利の環境下で、テスラは余剰資金の一部をビットコインに投資していると説明した。
同CFOは、ビットコインは流動性のある市場を形成しているとした上で、同社は今後も、顧客との決済で得られるビットコインを含めてビットコインの保有を積み上げていくと述べた。テスラは自動車販売の支払いにビットコインを利用できる取り組みを開始している。
テスラは近い将来、ビットコインに関連する発表を行う計画があるとカークホーン氏はコメントした。
｜編集：佐藤茂
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｜原文：Tesla Sold Bitcoin in Q1 for Proceeds of $272M
