暗号資産(仮想通貨)取引サービスを手がけるコインベース(Coinbase)が社員の「リモート・ファースト」推進を発表してから約1年、同社はサンフランシスコにある旧本社オフィスを閉鎖すると発表した。
今年2月、同社はオフィスやスタッフを「分散化」する取り組みの一環として、本社を廃止すると発表した。5日、同社は本社として使っていたオフィスを閉鎖するとツイッターに投稿した。
Closing our SF office is an important step in ensuring no office becomes an unofficial HQ and will mean career outcomes are based on capability and output rather than location. Instead, we will offer a network of smaller offices for our employees to work from if they choose to.
— Coinbase News (@CoinbaseNews) May 5, 2021
「弊社サンフランシスコ・オフィスの閉鎖は、どのオフィスも非公式な本社にならないようにするために重要なステップであり、仕事の成果は場所ではなく、能力と成果に基づくことになる。ただし、従業員が希望する場合には、小規模なオフィスを提供していく」
ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは昨年5月、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後も「リモート・ファースト」の方針を貫くと述べていた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:ブライアン・アームストロングCEO(CoinDesk archives)
|原文:Coinbase to Close Its Former HQ Office in San Francisco to ‘Decentralize’ Workforce