株式や債券、不動産などの伝統的な投資対象をデジタル化した「セキュリティトークン(デジタル証券)」は、今後5年以内に暗号資産(仮想通貨)の市場規模を超える可能性がある。
これは、ドイツのブロックチェーンコンサルティング会社Plutoneoが、フランクフルト金融経営大学とデジタルカストディ・プロバイダーのTanganyと共同で行った調査結果によるものだ。
21日に発表された調査結果によると、ヨーロッパにおけるセキュリティトークンの市場規模は、2026年までに9180億ユーロ(約122兆円)に達すると予想される。レポートは、ヨーロッパのセキュリティートークンは、不動産、債券、法定通貨などの資産を対象に、今後5年間で年率約81%の成長を遂げると予測している。
「セキュリティートークン市場はダイナミックに進化しており、まだ初期段階にあると考えられる」
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Plutoneo
|原文:Security Tokens Could See Rapid Growth in Europe, Outpacing Cryptocurrencies