世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所、バイナンス(Binance)は5月、取引高の大幅な増加を記録し、業界内での存在感を高めている。
データサイトのCryptoCompareによると、バイナンスのスポット取引高は5月、約1兆5000億ドル(164兆円)となり、4月から63%増加した。一方、上位15社の暗号資産取引所では平均39%増加となった。一方、取引高でバイナンスに次ぐフォビ(Huobi)は、6%減の2710億ドルだった。
ビットコイン(BTC)は5月、約35%値を下げ、2018年11月以来の月間下落率となったが、下落局面で投資家がポジション調整を急いだため、活発な取引が行われた。
また、バイナンスは暗号資産デリバティブ市場でも取引高を増やし、5月の取引高は4月から49%増の2兆4600億ドルとなった。
第2位はオーケーエックスで51%増の9999億ドル、3位はバイビット(Bybit)で24%増の5740億ドル、4位はフォビで18.3%増の5360億ドルとなった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CryptoCompare
|原文:Binance Extended Crypto Exchange Dominance During May Trading Frenzy