日本、台湾、タイ、インドネシアで約1億6900万人のユーザーを持つLINEが、インドネシアでオンライン銀行サービスを開始した。
LINEは11日、韓国のハナ銀行子会社と共同でオンライン銀行プラットフォーム「LINE Bank」の運営を始めたと発表。振り込みや預け入れ、請求書払いなどをすべてLINE Bankのアプリで行うことができる。LINEはすでに、台湾とタイで類似のオンライン銀行サービスを展開している。
LINE Bankでは、オンラインで預金口座を開設することができ、送金と現金引き出し、月次口座管理は無料。預金と引き出しを行うと、「LINE」で自動通知メッセージが届く。また、ハナ銀行のATMからカードを利用せずに現金の引き出しも可能だ。定期預金サービスでは、最低預入金額は100万ルピア(約70ドル)で、少額の預け入れが可能。
LINE Bankのアプリ上で、電話料金やインターネット通信料、電気代の支払いもできる。LINEは今後、個人・事業者向けローンとQRコード決済などのサービスをインドネシア市場で始める方針だ。
LINEの月間アクティブユーザー数は2021年3月末現在で、約1億6900万人。日本が約8800万人で、台湾は2100万人。タイは4900万人で、インドネシアでのユーザー数は1100万人。
|編集:佐藤茂
|トップ写真:多田圭佑
|編集部より:LINEの最新のMAU数を追記し、記事を更新しました)