暗号資産市場が横ばいとなるなか、ビットコインのアクティブアドレス数が減少している。
ブロックチェーンデータ分析会社のグラスノード(Glassnode)のデータによると、ビットコインのアクティブアドレス数の7日間移動平均は6月30日、75万8165まで減少し、2020年4月以来の低水準となった。
「アクティブアドレス数の減少は需要の弱さのサイン。ハイプ・サイクルはひとまず終わり、市場は同じペースで新規参入者を集ることはできない」とバイトツリー・アセット・マネジメント(ByteTree Asset Management)の最高投資責任者(CIO)、チャーリー・モリス(Charlie Morris)氏は語った。
また1日あたりの取引数の7日間平均も、2020年3月以来初めて30万件を割った。
ネットワークの利用状況は暗号資産の需要に影響を与え、価格にも影響を与える。
「利用が増えれば、暗号資産の需要は増え、価格上昇をけん引する」とブロックチェーン分析会社のチェイナリシス(Chainalysis)のフィリップ・グラッドウェル(Philip Gradwell)氏は昨年、米CoinDeskに語っている。
ビットコインのアクティブアドレス数の増加は、2020年第4四半期のビットコインの上昇につながった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Glassnode
|原文:Bitcoin Active Addresses at Lowest Number Since April 2020