7月8日 プレステ3800台、違法マイニング施設を閉鎖:ウクライナ
ウクライナ保安庁(SSU:Security Service of Ukraine)は8日、「大規模」な暗号資産(仮想通貨)マイニング施設を閉鎖したと発表した。
SSUは「プレイステーション3800台、GPU500個、CPU50個、書類、メモ帳、電話、フラッシュドライブ」などを含む5000台のハードウェアを押収。現在、マイニング施設に関与していた人物の特定を進めており、現地電力会社のスタッフが含まれている可能性があるという。
7月8日 ビットコインの「欠点」に直面、エルサルバドル法定通貨化:JPモルガン
米銀最大手のJPモルガン・チェースは、エルサルバドルにおけるビットコイン(BTC)の利用は逆風にさらされると述べ、価値交換の手段としての使い方に「欠点」が生じる可能性を示した。
政府が用意したプラットフォームでのビットコインと米ドルの換金は「国内のドルの流動性を減少させる」可能性があり、国際収支や財政の安定性にリスクをもたらすと指摘した。
7月8日 ビットコイン低迷のなか、ゴールドマン・サックスはコインベース株を「買い」評価
米暗号資産(仮想通貨)取引サービス最大手、コインベース(Coinbase)の第2四半期(4−6月期)の業績はアナリストの予想を上回る見込みで、米投資銀行のゴールドマン・サックスは同社をトップ25の戦略的投資銘柄と位置づけた。
ゴールドマン・サックスのデリバティブチームは、同行の証券アナリストがコインベース株を「買い」と評価したことを引用しつつ、暗号資産にまつわる最近のネガティブなニュースは、逆説的にコインベースの収益向上につながる可能性があると顧客向け文書で述べた。
7月9日 暗号資産ファンド、再び流出超に──前週から反転
暗号資産ファンドは7月9日に終了した週に400万ドルの流出超となり、前週の6300万ドルの流入超から反転する結果となった。暗号資産運用会社のコインシェアーズ(CoinShares)によると、7月9日までの1週間、ビットコインファンドは700万ドルの資本流出となった。
7月10日 DeFiはスコップ──タイ銀VCが見据える未来
タイ大手銀、サイアム商業銀行傘下のベンチャーキャピタル「SCB 10X」のチーフベンチャー・投資責任者、ムカヤ・タイ・パニク(Mukaya Tai Panich)氏は、DeFiは現在の伝統的金融が持つすべてを備えていると10日、米CoinDeskに語った。
「つるはしやスコップに投資することは昔から良いアイデア。DeFiはこの1年、まさに急速にイノベーションを続けている。今ではこうしたイノベーションに追いつくためにインフラのアップデートが求められている」
7月11日 豪人気オンライン証券、暗号資産の取り扱い検討
オーストラリア証券取引所(ASX)に上場し、9万5000人の投資家を抱える豪最大級のオンライン証券会社、SelfWealthは自社プラットフォームに暗号資産(仮想通貨)を追加することを検討している。Australian Financial Reviewが11日伝えた。
7月11日 韓国大手銀、相次ぐカストディ参入
韓国の大手銀行、ウリィ銀行が暗号資産(仮想通貨)カストディ(管理・保管)事業に参入する。韓国経済新聞が11日伝えた。
韓国では暗号資産への規制が強まるなか、ウリィ銀行に先立ち、KB国民銀行、NH農業銀行などの大手銀行が暗号資産カストディ事業への参入を発表している。
7月12日 韓国のCBDC開発、LINEプラスなど3社が応札
韓国銀行(BOK)は7月12日、LINEプラス(Line Plus)、グラウンドX(Ground X)、SK C&Cの3社がCBDC研究開発業務の入札に参加したことを認めた。
BOKは、3社の技術力を評価したうえで、8月中に選定結果を発表。落札企業は2021年8月から2022年6月まで、同国のCBDCのテストを担当する。
7月13日 280億円弱の暗号資産を押収、先月は180億円弱:ロンドン警視庁
イギリスの警察当局はマネーロンダリング捜査の一環として、1億8000万ポンド(約2億5000万ドル、約275億円)の暗号資産(仮想通貨)を押収。数週間前に記録した過去最大の暗号資産押収額、1億1400万ポンドを上回った。
7月13日 中国全土でブロックチェーン推進、マイニングは規制
中国の34の一級行政区(省、自治区、直轄市など)のうち、33がブロックチェーンイノベーションを促進する政策を展開していると現地メディアが13日、中国のブロックチェーンニュースサイト「ChainNews」の調査結果を引用して伝えた。その一方で、複数の省や市は暗号資産マイニングの規制強化に動いている。
7月13日 ディーカレット、オントロジー(ONT)取り扱い開始
ディーカレットは7月13日、現物取引で新たにオントロジー(ONT)の取り扱いを7月中に開始すると発表した。取り扱いペアはONT/JPT。
オントロジーは企業向けのオープンソースブロックチェーンで、電子投票システムやクレジットローン(信用貸付)などで導入され、独自動車メーカー、ダイムラーとパートナーシップを締結している。
7月14日 bitFlyerが3年連続で「暗号資産サービス利用経験率 国内No.1」を獲得
bitFlyerは14日、暗号資産取引サービスに関するアンケートで「暗号資産サービス初回利用率国内No.1」「暗号資産サービス利用経験率国内No.1」「暗号資産サービス現利用率国内No.1」をそれぞれ3年連続で獲得したと発表した。
同アンケートでは「暗号資産サービス使いやすさ国内No.1」も2年連続で獲得し、4つの指標でNo.1を獲得した。
7月14日 暗号資産への需要は「きわめて小さい」:ブラックロックCEO
世界最大の資産運用会社、米ブラックロック(BlackRock)のCEO、ラリー・フィンク(Larry Fink)氏は14日、暗号資産に対する需要はあまり見られないとCNBCに語った。
7月14日 ShapeShift、会社を清算し運営をコミュニティに移行──100億円超のエアドロップも予定
暗号資産取引サービスを提供するシェイプシフト(ShapeShift)は14日、会社を清算し、サービスの運営をFOXトークン保有者が管理する自律分散型組織(DAO)に移行すると発表した。数カ月にわたる移行プロセスを開始するにあたり、9800万ドル(約108億円)相当のエアドロップを行う予定。
7月14日 NFTゲームのトークン、6月から700%上昇
NFTゲーム「アクシー・インフィニティ」のガバナンストークン「AXS」は、データサイトのメッサーリ(Messari)によると、14日朝、23.60ドルの史上最高値を更新、前日13日の22.50ドルを上回った。
Token Terminalのデータによると、アクシー・インフィニティは過去30日間で5130万ドルの収益を上げており、同サイトが追跡しているDeFi(分散型金融)プロジェクトのなかで最も多くなっている。2位のパンケーキスワップ(PancakeSwap)の1200万ドルの4倍にあたる。
7月15日 バドワイザーの知的財産をNFT化──世界最大のビール会社の狙い
世界最大のビール会社、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(Anheuser-Busch InBev:ABインベブ)は、ノンファンジブル・トークン(NFT)を使った大規模なコンテンツ展開を計画している。同社グローバルブランド担当バイスプレジデント、リチャード・オピー(Richard Oppy)氏が米CoinDeskに語った。
第1弾は、世界で最も価値あるビールブランド「バドワイザー(Budweiser)」の知的財産(IP)からスタートする。統計サイトのStatistaによると、同ブランドの価値は2020年、140億ドル(約1兆5000億円)にのぼるという。
7月15日 スクエア、DeFi向けサービスを開発──ビットコインにフォーカス
米決済大手のスクエア(Square)は、ノン・カストディアル(ユーザーが資産を自己管理)の分散型金融(DeFi)サービスを簡単に提供するために「オープンな開発者プラットフォーム」の構築に注力した新事業を立ち上げる。同社CEOであるジャック・ドーシー氏が15日にツイートした。
「ビットコイン価格」の検索数、7カ月ぶり低水準に──プラスの前兆との見方も
人気トピックに対する一般的な関心度を測るために使われている「Google トレンド」では現在、「bitcoin price(ビットコイン価格)」の値は「19」になっている。
これは2020年12月以来の低水準で、2カ月前のピーク時の「86」から大幅に低下している。Google トレンドは検索リクエストのボリュームを0〜100で表す。
|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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