ビットコイン(BTC)が環境に与える影響を懸念しているにもかかわらず、米電気自動車大手のテスラはビットコインを売却していない。
テスラは26日、第2四半期(4−6月期)決算を発表、保有するビットコインについて2300万ドルの減損を計上した。だが第2四半期にビットコインを売却あるいは購入していない。現在、同社は13億ドル(約1400億円)相当のビットコインを保有している。
テスラは2月、15億ドル相当のビットコインを購入。その後、保有するビットコインの10%を売却し、第1四半期の収益を2億7200万ドルに押し上げた。最近、マスク氏はスペースX(SpaceX)もビットコインを保有していることを明らかにしている。
マスク氏は5月、ビットコインマイニングが石炭などの化石燃料を使用していることなどを理由に、テスラでのビットコイン決済を中止すると発表。しかし今月はじめ、同氏はビットコインの環境懸念は改善しつつあり、テスラはビットコイン決済を再開する可能性が高いと述べている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Elon Musk’s Tesla Holds Its $1.3B Bitcoin Position in Q2