リップル(Ripple)は、日本とフィリピンの間の年間約20億ドル(約2200億円)の送金市場の取り込みを目指す。
リップルは28日、国際送金を手がけるSBIレミット、フィリピンのモバイル決済事業者のCoins.ph、暗号資産(仮想通貨)取引所のSBI VCトレードと提携し、日本とフィリピン間でのオンデマンド流動性(ODL)サービスの提供を開始したとブログで発表した。日本からフィリピンへの年間18億ドルにのぼる送金からの収益を目指す同社にとって重要なステップとなる。
同社の国際送金ネットワーク、RippleNet(リップルネット)のODLサービスを利用することで、顧客企業は法定通貨から暗号資産リップル(XRP)、リップル(XRP)から別の通貨への送金が可能になる。
リップル社は3月、国際送金会社のTrangloの株式を40%取得、アジアでのサービス提供拡大を図っている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Ripple On-Demand Liquidity Corridor Opens Between Japan and Philippines