マネックスが信用取引手数料を引き下げ、投信残高9か月ぶり減少ほか──8/8~8/14の株式・FX投資ニュース

株式アプリ「STREAM」、米国株取引開始

スマートプラスは8月10日、株式取引アプリ「STREAM」において米国株式の取り扱いを開始した。日本株同様、取引手数料無料で取引できる。なお別に為替手数料が1米ドルあたり24銭(片道)かかる。外貨決済は受け付けていないため、毎回の取引に為替手数料が必要だ。

同アプリにおける米国株式取引は1日1回。米国市場開始前にスマートプラスが注文を受け付け、米国市場開始とともに発注を行う。指値注文や期間指定の注文はできない。

ロボアド「THEO」1,000億円突破

お金のデザインは8月10日、ロボアドバイザーサービス「THEO(テオ)」および「THEO+(テオプラス)」の運用資産が1,000億円を超えたと発表した(7月29日時点)。

ロボアドバイザーはAIを用い自動運用を行うサービス。契約時のアンケートから運用に対する考え方を個別に判定し、個人のリスク許容度に合わせた資産運用を行う。競合の「WealthNavi(ウェルスナビ)」は7月に5,000億円の突破を発表していた。

なお「THEO」シリーズの証券口座および証券口座に関する権利義務は8月1日にSMBC日興証券へ承継されている。

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マネックス証券、信用取引手数料を引き下げ

マネックス証券は8月12日、信用取引手数料の引き下げを発表した。対象は「取引毎手数料コース」。8月23日以降の約定から適用し、主要ネット証券と同水準まで引き下げる。

手数料の引き下げ内容は以下の通り。50万円超の手数料を一律385円とする。

マネックス証券 信用取引手数料

  • 10万円以下:99円(変更なし)
  • 10万円超~20万円以下:148円(変更なし)
  • 20万円超~50万円以下:198円(変更なし)
  • 50万円超100万円以下:385円(変更なし)
  • 100万円超~150万円以下:660円→385円
  • 150万円超~200万円以下:880円→385円
  • 200万円超:1,100円→385円

今回の引き下げでSBI証券、楽天証券、auカブコム証券における信用取引手数料(取引1回ごとに手数料計算を行うタイプ)は横並びとなる。

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YJFX!、PayPayボーナス進呈プログラム終了へ

YJFX!は8月13日、常設のプログラム「YJFX!で取引するたびPayPayボーナスか現金あげちゃう!」の終了を発表した。9月6日週の新規約定数量を最後に特典の付与を終える。同プログラムは2020年2月から行われていた。

なお9月13日週からは新しいプログラムの開始を予定しているとのこと。詳細は8月23日に発表される予定。

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マネックス証券、SOR注文におけるダークプール接続を終了

マネックス証券は8月13日、「SOR注文」におけるダークプール接続の終了を発表した。8月20日を最後に、東京証券取引所およびジャパンネクストPTSの2市場のみの接続となる。

SOR注文は「Smart Order Routing」の略。注文時に複数の市場から最も有利な気配価格を提示している市場を自動的に判定し、発注を行う注文方法のこと。東京証券取引所以外にPTS(私設取引所)やダークプールが主な判定の対象となる。ダークプールとは証券会社内で投資家の売買注文をつけあわせる取引のこと。

SOR注文の改定に伴い、「国内上場有価証券等取引に係る上場有価証券等書面」などの書面が改版される。8月20日以降、SOR注文を行わない場合であっても同書面の確認が必要なため注意したい。

投資信託の残高が9か月ぶりに減少

投資信託協会は8月13日、「投資信託概況(2021年7月)」を公表した。公募証券投信の純資産総額は2兆2,924億円減少し、154兆3,935億円となった。減少は9か月ぶり、減少額の大きさは1年4か月ぶりだった(2020年3月:▲9兆5,124億円以来)。なお資金流入は9,889億円の純流入となり、51カ月連続の流入超過となった。

投資信託協会によると、純資産総額減少の理由は「運用の減少(▲2兆1,725億円)」および「過去最大の支払い分配金(1兆1,087億円。これまでの最大は2020年7月9,309億円)」によるもの。

支払い分配金の大部分はETFが占める(8,234億円)。ETFを除いた公募株式投信の純資産総額は2,863億円増加し、8カ月連続で過去最高を更新した。

キャンペーン関連情報

PayPay証券、積み立てキャンペーン開始

PayPay証券は8月11日、株式の積立投資サービス「つみたてロボ貯蓄」のキャンペーンを開始した。11月2日までに、同サービスで初めて合計1万円以上の積み立てを行った方500名に抽選で1,000円が進呈される。

複数に分けて1万円以上の積み立てを行った場合も期間内であれば対象となる。ただし、設定だけ行い、キャンペーン期間内に積み立てが実施されないものは対象外だ。

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マネックス証券、商品券抽選キャンペーン開始

マネックス証券は8月12日、上述した信用取引手数料の引き下げに合わせ、「3万円相当のJCBギフトカード」または「日経平均3万円突破記念Tシャツ」が進呈される抽選キャンペーンを開始した。8月31日までに専用フォームから応募した方10名にJCBギフトカードが、300名にTシャツが抽選で進呈される。

応募に条件はない。マネックス証券に口座を持っていなくても可能だ。

FX初心者向け情報一覧

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|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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