韓国の70近い暗号資産(仮想通貨)取引所は24日に取引サービスの一部、あるいはすべてを停止する恐れがある。ロイターが伝えた。
韓国の金融サービス委員会(FSC)は2021年4月、国内のすべての暗号資産取引所はFSCのアンチマネーロンダリング組織、韓国金融情報分析院(KFIU)に登録しなければならないと発表した。
手続きの期限は9月24日。手続きには、銀行との提携、KYC(顧客確認)要件を満たしていること、顧客の口座を実名で開設していることなどが求められる。
現状、登録を完了しているのは、4つの取引所──アップビット(Upbit)、ビッサム(Bithumb)、コインワン(Coinone)、コルビット(Korbit)──のみ。ロイターによると、40の取引所は登録作業をまったく行っておらず、24日には運営を停止する可能性があるという。
他の28の取引所は、KFIUに登録しているものの、銀行と提携できていない。こうした取引所は、部分的には営業を続けることはできるが、韓国の法定通貨ウォンでの決済ができなくなる。
当局は9月24日の期限以降、未登録の暗号資産取引所のウェブサイトをブロックすると警告している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Daniel Bernard/Unsplash
|原文:Nearly 70 South Korean Crypto Exchanges May Have to Suspend Service: Report