コインシェアーズのウィークリーレポートによると、9月24日までの1週間、暗号資産(仮想通貨)ファンドは9500万ドルの流入超となり、前週の2倍以上のペースとなった。
中国の暗号資産全面禁止など、暗号資産が逆風に直面するなら、流入超となったことは価格の下落が買いのチャンスと捉えられた可能性を示している。
9500万ドルの流入超は、9月3日までの1週間の9800万ドル以来の数字、過去6週間の流入額は3億2000万ドルに達した。
なかでもビットコイン(BTC)ファンドは5000万ドルの流入超となった。これは全ファンドの中で最大であり、3週間で最大の流入超となった。ビットコインはこの2四半期(4−6月期と7−9月期)にわたって投資家のネガティブセンチメントの影響を受けてきた。ビットコインファンドは過去17週のうち4週以外は流出超となっている。
イーサリアム(ETH)は、センチメントは比較的良好な状態が続いており、イーサリアムファンドは2900万ドルの流入超となった。前週は660万ドルの流入超だった。
レポートは、イーサリアムの総供給量の6.6%がイーサリアム2.0にステーキングされていると推測している。
「ステーキングの成長は、投資家のセンチメントにとって不可欠。投資家は、イーサリアム2.0は、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を利用する他の暗号資産に代わる、環境に配慮した暗号資産になる可能性があると考えている」
ソラナ(SOL)とポルカドット(DOT)も引き続き、投資家の関心を集めた。ソラナファンドは390万ドル、ポルカドットファンドは240万ドルの流入超となった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Bloomberg, CoinShares
|原文:Crypto Funds Draws Most New Money in 3 Weeks Even as China Cracks Down