ビットコインは30日、4万2000ドル超まで回復した。9月は価格変動が大きな月となり、S&P500の4%下落に比べて、約11%の下落となった。
一部のアナリストは10月、ビットコイン価格は回復すると見ている。データによると、過去、ビットコインは第4四半期(10−12月期)にプラスのリターンを生み出しており、売り圧力が制限される可能性がある。
最新価格
●ビットコイン (BTC):4万3647ドル、+5.7%%
●イーサリアム(ETH):3001ドル、+6.5%
●S&P500:−1.2%
●ゴールド:1737ドル、−0.9%
●10年物米国債:1.515%
9月、アルゴランドが突出
9月、アルゴランド(ALGO)はCoinDesk 20の他の暗号資産をはるかに上回るリターンをあげた。価格上昇の大部分は、アルゴランドが9月10日に立ち上げた3億ドル規模のDeFi(分散型金融)イノベーションファンドが要因だ。
ビットコインも価格変動が大きかったにもかかわらず、CoinDesk 20のほとんどの暗号資産を上回った。一方、アーベ(AAVE)、ドージコイン(DOGE)、イーサリアムクラシック(ETC)は20%以上のロスとなった。
10月はプラスに?
秋は「ベアが冬眠を始める」と独立系金融調査会社ファンドストラット(Fundstrat)は29日、ニュースレターに記した。
「全体的に見ると、ビットコインは10月にかなり良い結果を出しており、しばしば9月のひどいパフォーマンスの後に急激に回復している。これは最近のボラティリティに落胆した投資家にとって有益なデータと考えている」(ファンドストラット)
アルトコイン状況
●DeFiプロジェクトのCompound、数百万ドルを誤って支払い:コンパウンド(Compound)は、流動性マイニング報酬を数百万ドル、誤って支払った。バグを突かれた可能性があるという。DeFiLlamaによると、コンパウンドは5番目に大きなDeFi(分散型金融)プロジェクトで、預かり資産(TVL)は102億ドル。このニュースの後、COMPは急落し、過去24時間の最高値334ドルから、一時は290ドルまで下落した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Above $42K; Analysts See Rebound Ahead