米資産運用会社のVanEckが計画しているビットコイン先物ETF(上場投資信託)が、早ければ10月25日にも米国内の証券取引所に上場する可能性が高まった。実現すれば、米国では2つ目となる暗号資産先物ETFの取引が始まる。
VanEckは20日、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類の中で、同社が申請していたビットコイン先物ETFが承認されたことを明らかにした。同提出書類によると、SECはVanEckに対して、23日以降であれば同ETFの取引開始を許可している。
23日が土曜日であるため、25日の月曜日が取引開始日となる可能性が高い。VanEckがアクティブ運用するETFは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)などの商品取引所で取引されているビットコイン先物価格に連動する投資信託となる(同提出書類)。
米国では、資産運用のプロシェアーズ(ProShares)が19日に、同国では初となるビットコイン先物ETF「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF」をニューヨーク証券取引所に上場させた。
北米では今年、カナダが先行してビットコイン先物ETFと、ビットコインの現物価格に連動するETFの上場を許可している。ビットコインの価格は20日、66,000ドルを超え、過去最高値を更新した。
|抜粋翻訳:coindesk JAPAN
|編集:佐藤茂
|原文:VanEck to Join ProShares in Launching a Bitcoin Futures ETF
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