従来のクレジットカードによる決済は、暗号資産(仮想通貨)が成長するなかでも堅調に推移するだろうと、アメリカン・エクスプレス(AMEX)の会長兼CEO、スティーブ・スクエリ(Stephen Squeri)氏は22日、第3四半期(7-9月期)決算報告で述べた。
暗号資産とは異なり、クレジットカードはポイントや各種サービス、請求に対する異議申し立て機能などを提供していると同氏は述べた。
現時点では暗号資産を資産クラス以上のものと考えており、顧客はAMEXを使って株式を購入することはなく、暗号資産の購入も重視していないという。
しかし、同氏は暗号資産には役割があると考えており、国境を越えた決済を「よりシームレスに」できると付け加えた。
現状、AMEXが暗号資産分野で大きな役割を果たしているのは、NFT(ノンファンジブル・トークン)とステーブルコインの領域と同氏は述べ、人気NFTトレーディングカード「NBA Top Shot」などのコレクターズアイテムの購入にクレジットカードが使われていることに言及した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:AMEX CEO Says Crypto Is Unlikely a Threat to Traditional Credit Cards