ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)が時価総額第9位の座を巡って、激しい戦いを繰り広げている。
ドージコインは今月はじめ、柴犬コインに大きな差をつけられたが蘇った。28日にコインベース(Coinbase)で一時0.335ドルまで急騰し、8月20日以来の高値に達した。その後は0.30ドル付近となり、この日の上昇率は22%となった。
一方、柴犬コインは10月27日までの1週間で0.00009ドルまで上昇したが、28日朝、一時0.00006ドルまで30%下落した。
こうした値動きで、ドージコインは時価総額第9位の座を維持した。しかし、柴犬コインの時価総額340億ドルは、ドージコインの時価総額390億ドルとそれほど大きな差はない。実際、柴犬コインは27日、時価総額ランキングでドージコインを上回った。
直近の値動きはおそらく、柴犬コインから相対的に割安なドージコインに資金がローテーションしたことを反映している。ドージコインは5月の史上最高値0.74ドルから60%以上下落している。
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— Hsaka (@HsakaTrades) October 28, 2021
「ドージコインに資金が動いている可能性は否定できない」と匿名トレーダーのKano The Giga Chad氏はCoinDeskに語った。
「柴犬コインをショートし、ドージコインをロングするのはいい感じだ。2時間くらい前にこのポジションを取った」と同氏は述べた。
ミームコインの取引高のほとんどは個人投資家が占めている。ミームコインの取引の活発化は、相場が高騰しているときによく見られる過剰な強欲さを表していると見られることが多い。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Dogecoin Hits Two-Month High as Shiba Inu Lags in Crypto Rankings