中国の中央銀行デジタル通貨（CBDC）、いわゆるデジタル人民元は10月末時点で620億人民元（97億ドル、約1兆1000億円）が取引された。
中国人民銀行（PBoC）の関係者は3日、1億4000万人がデジタル人民元（eCNY）用のウォレットを開設したと述べた。ロイターが伝えた。
中国中央銀行デジタル通貨研究所の穆長春（Mu Changchun）所長は、香港で開催されたFintech Weekのカンファレンスで、デジタル人民元のウォレットは150万以上の店舗で利用できるようになったと述べた。
また、ブルームバーグは、1000万の企業アカウントが作成されたと伝えている。6月末時点ではデジタル人民元ウォレットのユーザー数は3400万、取引高は54億ドル相当だったという。
デジタル人民元の正式なローンチ日は決まっていないと穆氏は述べた。デジタル人民元は昨年から中国各都市で試験導入が行われている。
｜翻訳：coindesk JAPAN
｜編集：増田隆幸
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｜原文：China’s CBDC Has Been Used for $9.7B of Transactions
