ビットコイン反発、5万7000ドル超を回復

ビットコイン(BTC)は28日、5万7000ドルを超えたが、投資家は新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の拡大に神経質になっている。

最新価格

●ビットコイン(BTC):57,254ドル、+4.5%
●イーサリアム(ETH):4,290ドル、+4.5%

●S&P500:4,594、−2.4%
●NYダウ工業株30種:34,899ドル、−2.5%
●ナスダック:15,491、−2.3

週末の動き

ビットコインは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」のニュースを受けて8%超の下落となった26日から回復しつつある。29日の当記事執筆時点、ビットコインは5万7000ドルを超え、4.5%超の上昇となっている。

世界保健機関(WHO)は、オミクロン株を「懸念される変異体」に指定、これは感染力や毒性がより強くなる可能性を意味している。各国ではオミクロン株が最初に出現したと見られる南アフリカなど、アフリカ南部からの入国を制限する動きが広がっている。

アルトコインもほとんどが26日、急落した。イーサリアム(ETH)は26日、一時4,000ドルを下回り、28日も下落した。だがDune Analyticsによると、イーサリアムのユニークアドレス数は先週、400万を突破しており、記事掲載時点、イーサリアムは4,300ドル付近まで上昇している。

株式市場など、伝統的な資産市場と同様に、オミクロン株への懸念から、暗号資産市場はこれから数週間、価格が変動する可能性がある。市場センチメントを測るビットコインの「Fear & Greed」指数は27日、「極度の恐怖」領域に入り、9月末以来の低水準となった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:First Mover Asia: Bitcoin, Altcoins Rebound From ‘Black Friday’ Plummet