レイヤー1ブロックチェーンのポルカドット(Polkadot)、ソラナ(Solana)、テラ(Terra)のネイティブトークンは10日はやく、暗号資産(仮想通貨)市場が下落するなか、一段と大きく下落した。
ポルカドット(DOT)は、アジアの取引時間中に9日の高値30.16ドルから7%下落の27ドル、ソラナ(SOL)は6.6%下落の178ドル、テラ(LUNA)は9日の高値76.72ドルから8%下落の69.43ドルとなった。
ソラナの価格下落は9日、ネットワークが混雑し、取引処理速度が低下したことが一因。価格下落はサポートレベルに達するまで続くと予想する人もいる。
「ソラナは145ドルの日足サポートレベルに向かっている」とソラナベースのレンディングプラットフォーム、ブロックアセット(Blockasset)のフィル・ガンウェイ(Phil Gunwhy)氏は述べた。
一方、ポルカドット(DOT)とテラ(LUNA)のファンダメンタルズはまだ堅調だ。ポルカドットブロックチェーンでは11月、待望の「パラチェーン(parachain)」機能が稼働した。
テラブロックチェーンでは、DeFi(分散型金融i)プロジェクトの預かり資産(TVL)が130億ドル(約1兆5000億円)以上にのぼる(DeFiLlamaのデータ)。また11月に稼働したバーン(焼却)メカニズムもファンダメンタルズを強化した。
ミームコイン、レイヤー1より小さな下落幅
ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)のようなミームコインはレイヤー1トークンに比べると下落幅が小さかった。ドージコインは3.7%、柴犬コインは4%下落。一方、レイヤー1トークンは前述のポルカドット、ソラナ、テラ以外にも、アルゴランド(ALGO)は4.8%、カルダノ(ADA)は6.2%下落した。
また、DeFiトークンのユニスワップ(UNI)やNFTゲームのアクシー・インフィニティ(AXS)もアジアの取引時間中に大きく下落し、9日の高値から9%下落した。
これらの下落はビットコインの下落に追随したものだ。ビットコインは9日の高値5万910ドルから10日はやくには4万7400ドル付近まで下落した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:TradingView
|原文:Polkadot, Solana, Terra, Lead Large-Cap Losses Amid Broader Market Drop