人気メタバース「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」は、ベンチャー支援を手がけるBrincと提携、5000万ドル(約57億円)規模のインキュベーションプログラムを開始する。同社が26日、発表した。
30〜40のメタバース関連スタートアップに最大25万ドルを3年間投資するという。さらに最も優れたスタートアップには、最大15万ドルを暗号資産ザ・サンドボックス(SAND)とメタバース内の仮想土地(LAND)で与える。
現在、応募が開始されており、プログラムに選ばれた最初のスタートアップは、第2四半期(4−6月期)はじめに発表される予定だ。
「ザ・サンドボックスのメタバース・アクセラレーターは、次世代のメタバース起業家を支援するという我々の継続的なコミットメントを大きく拡大する。想像力、アイデア、ハードワークで世界中のスタートアップはそのビジョンを実現し、すべての人に多くの機会を生み出すことで社会的インパクトを推進できる」とザ・サンドボックスの共同創業者セバスチャン・ボーゲット(Sebastien Borget)氏は述べた。
ザ・サンドボックスは、メタバースやNFTに積極的に投資している香港のブロックチェーンゲーム開発会社アニモカブランズ(Animoca Brands)の子会社。
アニモカブランズは1月初めに3億6000万ドルを調達し、評価額は昨年10月の22億ドルから2倍以上の55億ドルとなっている。
また、2021年12月にはBrincの1億3000万ドルの資金調達(シリーズB)を主導、メタバースやNFTゲームへの進出を後押しした。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:The Sandbox Looks to Boost Metaverse Startups With $50M Incubator Program