暗号資産(仮想通貨)ファンドは2週連続で流入超となった。ビットコイン(BTC)は過去最悪の年明けスタートから横ばいとなっている。
コインシェアーズ(CoinShares)が31日発表したレポートによると、暗号資産ファンドは1月28日までの7日間に1900万ドルの流入超となった。
昨年の大幅な流入に比べるとわずかに思えるが、この傾向は投資家が「こうした落ち込んだ価格レベルで」慎重にポジションを追加していることを示しているとコインシェアーズのアナリストは記している。
ビットコインは年初から17%下落、当記事執筆時点では3万8500ドル付近となっている。
注目すべきは先週、ビットコインファンドは2210万ドルの流入超となる一方で、イーサリアム(ETH)ファンドは2680万ドルの流出超となっていること。
イーサリアムは年初から27%下落し、2700ドル付近。「イーサリアムはネガティブなセンチメントに苦しめられ続けている」とコインシェアーズは記した。
複数の暗号資産に投資するマルチアセットファンドは、2021年6月以降で最大となる3200万ドルの流入超。これは「投資家が分散化した投資アプローチを取っている」ことを示している。
一方でソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)のファンドは先週すべて流出超となり、「投資家がアルトコインを敬遠していることを示した」とコインシェアーズは記している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Bitcoin Bargain? Investors Put Money Into Crypto Funds for Second Straight Week