マネックスが積立投信で1.1%還元──クレカ大国・日本で、SBIとポイント還元で火花

マネックス証券は、クレジットカードによる投資信託の積立サービスを始める。投資信託の購入額に対して、1.1%還元する。同社によると「主要ネット証券のクレジットカード投信積立サービスでは最大」だという。

ジェーシービーの調査によると、日本はクレジットカード保有率87%にのぼるクレジットカード大国だ。投資信託のクレジットカード決済は、楽天証券やSBI証券が先んじてサービスを展開。楽天証券では2021年5月、利用者が100万人を超えたことを明らかにしていた。

マネックス証券は2021年5月から、アプラスと提携クレジットカード「マネックスカード」を発行している。2月25日から積立の申込みを開始し、初回は3月分の買付になる。初月は買付金額に応じて最大で1000ポイントを付与するという。

サービス開始に合わせて、キャンペーンも展開する。新たにマネックスカードを発行すると500ポイントを贈呈するほか、カードショッピングを合計10万円(税込)以上利用すると1500ポイントをプレゼントする。対象期間は5月末まで。

三井住友カードと提携してクレジットカード積立サービスを展開するSBI証券は、「通常カードという条件では間違いないが、弊社はプラチナカードで2%還元している」(広報)と付け加えた。1月から利用額に応じて、暗号資産(仮想通貨)XRPを贈呈するキャンペーンも展開している。

2月7日に実施した説明会で、マネックス証券の清明祐子社長は、自身のマネックスポイントの使いみちについて「暗号資産に交換している」と語った。マネックスグループは、傘下に暗号資産取引所「コインチェック」を有している。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:Shutterstock.com
※編集部より:本文を一部修正して、更新しました。