bitFlyerは2月9日、暗号資産ウォレット機能を活用したブラウザサービスのAndroid版を公開した。指定のブラウザにbitFlyerのアカウントを連携させると、暗号資産を報酬として受け取れる。
次世代高速ブラウザ「Brave」と連携し、2021年5月にはデスクトップ版をリリースしていた。現在、毎月約1万人が報酬として暗号資産「ベーシック・アテンション・トークン(BAT)」を受け取っているという。
Braveは、デフォルトで広告をブロックする機能を備えている。広告を表示する場合は、ユーザーが暗号資産を得られることが特徴だ。広告を閲覧するごとに、広告主が支払う費用の約70%を受け取れるという。
プライバシーを重視して、選択をユーザーに任せることから、Web3.0のブラウザと呼ばれている。Braveリサーチ「Web3.0におけるプライバシーやセキュリティの問題」をテーマにレポートも公表している。
Web3.0:Web3とも呼ばれ、ブロックチェーンなどのピアツーピア技術に基づく新しいインターネット構想で、Web2.0におけるデータの独占や改ざんの問題を解決する可能性があるとして注目されている。
|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:bitFlyer提供