暗号資産ファンド、4週連続の流入超──イーサファンドも10週ぶりの流入超

暗号資産運用会社CoinShares(コインシェアーズ)が14日発表したレポートによると、暗号資産(仮想通貨)ファンドは2月11日までの7日間、7500万ドル(約87億円)、4週連続の流入超となった。

市場が1月の下落から回復するなか、ビットコイン(BTC)や他の暗号資産への信頼が回復しているようだ。ビットコインは1月に17%下落したが、2月は現時点までに11%上昇している。

だがビットコインファンドは先週、2500万ドルの流入超となったが、その前週の7100万ドルと比べると、ペースは鈍化している。

イーサリアム(ETH)ファンドは10週間ぶりに2100万ドルの流入超となった。イーサリアムは前週に16%上昇した後、3000ドル前後で取引されつつ、先週は5.9%下落している。

2021年第4四半期の流入額と比較すると、金額はまだ低いまま。また資金の動きには地域差が見られ、アメリカでは550万ドルの流出超、ヨーロッパは8070万ドルの流入超があったとCoinSharesは指摘している。

4週連続の流入超(CoinShares)

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds Saw Fourth Week of Inflows as Ether Funds Turned Around