著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは2021年第4四半期(10−12月期)、ブラジルのデジタル銀行「Nubank(ヌーバンク)」の株式を10億ドル(約1200億円)相当購入した。米証券取引委員会(SEC)への提出書類で明らかになった。
一方でバークシャーは、VISA(ビザ)の株式127万株、Mastercardの株式30万2000株を売却している。
バークシャー・ハサウェイは2021年6月、Nubankに5億ドル(約580億円)を出資。Nubankは2021年12月、ニューヨーク証券取引所に上場、その際、バークシャー・ハサウェイは3000万株を2億5000万ドルで取得したと伝えられた。上場時、Nubankの評価額は415億ドル(約4兆8000億円)に達した
Nubankは暗号資産の取引を行っていないが、同社ウェブサイトによると、投資プラットフォームのNuInvestでは、暗号資産ETF(上場投資信託)への投資が可能だ。
ウォーレン・バフェット氏は2018年、ビットコインを「殺鼠剤の2乗」と呼び、暗号資産に否定的な姿勢を示している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ウォーレン・バフェット氏(CoinDesk Archive)
|原文:Berkshire Hathaway Invests $1B in Brazilian Digital Bank Nubank, Reduces Mastercard, Visa Positions