ビットコイン(BTC)と株式は3日、地政学的リスクの上昇を受けて下落。ロシアとウクライナによる2回目の協議は、停戦合意には至らず、ゴールドや米ドルなどの伝統的な安全資産を上昇させた。
暗号資産(仮想通貨)市場では、弱気センチメントが薄れ、過去1カ月の調整は落ち着きつつあるようだ。一部のアナリストは、特にビットコインに対する根強い長期的需要から楽観姿勢を続けている。
テクニカル指標には4万6000ドルに強いレジスタンスが現れており、短期的には不安定な値動きとなる可能性がある。だがモメンタムが改善していることから、下値は限定的で、3万7000ドルから4万ドルの狭いレンジがサポートになるだろう。
最新価格
●ビットコイン:41,895ドル、-4.40%
●イーサリアム:2,798ドル、-5.15%
●S&P500:4,363、-0.53%
●ゴールド:1,941ドル、+1.05%
●米国10年債利回り:1.84%
イーサリアム、ビットコインを下回る
イーサリアム/ビットコイン(ETH/BTC)価格レシオは、重要なレジスタンス付近での推移が続いている。
通常、ビットコインは下げ相場でアルトコインよりも下落幅が小さくなる。しかし、一部の投資家は依然としてテラ(LUNA)やコスモス(ATOM)などに資産を移している。
アルトコイン
●スイスのルガーノ市、ビットコインとテザーを事実上の法定通貨に:スイスのルガーノ市はテザー社とパートナーシップを結び、ビットコイン、米ドル連動型ステーブルコインのテザー(USDT)、ルガーノ市独自のLVGAポイントを同市の実質的な法定通貨として定めた。ルガーノ市は、税金に暗号資産を受け付けるだけでなく、あらゆる会社が日常の取引に暗号資産をシームレスに使用することを目指している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk, TradingView
|原文:Market Wrap: Bitcoin Drifts Lower, Although Analysts Expect Bearish Sentiment to Fade