カナダの暗号資産(仮想通貨)マイニング会社ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)は7日、インテル(Intel)の新しいマイニングチップを購入し、ビットコインマイニング能力を1.9エクサハッシュ/秒(EH/秒)から95%上昇させると発表した。
ODM(Original Design Manufacturing)メーカーがインテル製チップを空冷式ビットコインマイニングシステムに組み込む予定。システムは、2022年下半期から12カ月かけて納入されるとしている。
同社社長兼最高執行責任者(COO)アイディン・キリック(Aidin Kilic)氏は「インテルのエネルギー効率に優れた、高性能ブロックチェーンアクセラレーターは、現在市場に流通しているマイニング機器よりも当社の電力消費を削減すると期待している」と声明で述べた。
インテルは2月に開催された半導体の国際会議で、第1世代のマイニング専用チップの仕様を公開、その性能はライバルに及ばないものだった。だが今年後半には第2世代がハイブをはじめ、グリード(Griid)、アルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)、ブロック(Block、旧スクエア)などに出荷される。
ハイブはまた、再生可能エネルギーで運営されるテキサスの施設に100メガワットのマイニング機器を配置する契約を最近結んでいる。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:マイニング機器のイメージ写真(Shutterstock)
|原文:Hive to Buy Intel Mining Chip That Can Raise Hashrate by 95%