元フェイスブック開発者、約240億円調達──ディエム(旧リブラ)実現を目指す

元フェイスブック開発者が率いるAptosは15日、2億ドルの資金調達を発表。調達はアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz/a16z)が主導し、Multicoin Capital、3 Arrows Capital、Tiger Global、FTX Ventures、Coinbase Venturesなどが参加した。

Aptosは、メタ(Meta、旧フェイスブック)が諦めたディエム(Diem、旧リブラ)ブロックチェーンの実現を目指す、複数の取り組みの一つ。

Aptosは15日、ブロックチェーンの技術仕様の一部を説明する文書をブロクに投稿。注目すべきは、開発者向けチェーンがすでに稼働し、よく知られた暗号資産企業の開発者が参加していることだ。

「我々のコミュニティには、アンカレッジ(Anchorage)、バイナンス(Binance)、Blockorus、コインベース(Coinbase)、Livepeer、Moonclave、パクソス(Paxos)、Paymagic、ラリブル(Rarible)、Streaming Fastなどの素晴らしい企業が存在し、すでにフィードバックを行い、Devnetにコードを提供している」

Coinbase Cloudのプロダクト責任者ジョー・ラルーズ(Joe Lallouz氏は、メールで「我々はこの数年間、Aptosの創業者たちとともに、我々が共有する分散型ビジョンの実現に向けて仕事をしてきた。我々は、多くの参加者と開発者をエコシステムにもたらすソリューションとインフラで、創業者たちとそのチームをサポートできることに非常に興奮している」と述べた。コインベースは2019年半ばのディエム協会(当時、リブラ協会)の設立メンバーだった。

ブログでは、Aptosで実現されるアプリケーションとして「次世代ソーシャルメディアプラットフォーム、リッチなNFT体験、Web3ゲーム、クリエイターファーストなメディアとエンターテインメントビジネス、安価で安全な決済、DeFi(分散型金融)統合型フィンテックプロダクトなど」があげられている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock, modified by CoinDesk
|原文:Team Bringing Diem Blockchain to Life Confirms $200M Raise, Says Coinbase and More Are Building on Devnet