ビットコインが4万6500ドル超え、3カ月ぶり高値

ビットコイン(BTC)は協定世界時(UTC)27日夜(日本時間28日未明)、2時間で4%以上上昇して4万6500ドルを超え、3カ月ぶりの高値となっている。1週間で12%以上の上昇だが、年初の4万7740ドルをまだ下回っている。

イーサリアム(ETH)をはじめとする、多くの主要暗号資産(仮想通貨)も上昇した。イーサリアムは27日、ビットコインと同様の値動きとなり、2月初旬以来の高値3250ドル超となった。ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)なども上昇、人気のミームコインであるドージコイン(DOGE)は約6%、柴犬コイン(SHIB)は約3%の上昇となった。

取引高も数週間低迷していたが、上昇した。

「買い手がレジスタンスをサポートに変え、価格をさらに上昇させているなか、取引高も上昇している」とBitBull CapitalのCEO、ジョー・ディパスクェル(Joe DiPasquale)氏はコメントした。

また同氏は、ビットコインは25日が「四半期オプションの満期だったことを考慮すると、強い週だった」と述べ、先週の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ決定と、ロシアのウクライナ侵攻が激化していることを受けて「回復力を示した」と指摘した。

一方で今後数日間の値動きに慎重な姿勢も示している。「市場参加者は強気になり始めており、Fear and Greed indexは中立だが、強気派はさらなる上昇のために4万6000ドル以上の確立を望むだろう。今週は四半期末を迎える重要な週であり、その後、ボラティリティが上昇するかもしれない」(ディパスクェル氏)

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ビットコインの価格推移(TradingView)
|原文:Bitcoin Springs Past $46.5K to Hit 3-Month High