ツイッター創業者、ジャック・ドーシー氏の史上初のツイートのNFTが、280ドル(約3万5000円)弱で売れるかもしれない。現在の所有者は先週、4800万ドル(約60億円)で出品している。
暗号資産起業家のシーナ・エスタビ(Sina Estavi)氏は、2021年3月にツイートのNFTを290万ドルで購入した。同氏は4月7日、NFTを売却する意向をツイッターに投稿、収益の50%(同氏は2500万ドルを超えると予想)をチャリティーに寄付すると述べた。
I decided to sell this NFT ( the world’s first ever tweet ) and donate 50% of the proceeds ( $25 million or more ) to the charity @GiveDirectly
— Estavi (@sinaEstavi) April 6, 2022
🖇 https://t.co/cnv5rtAEBQ pic.twitter.com/yiaZjJt1p0
オークションは13日に終了したが、0.0019イーサリアム(約6ドル)〜0.09イーサリアム(約277ドル)まで、入札は7件しかなかった。
「設定した期限は過ぎたが、良いオファーがあれば受け入れるかもしれないし、売らないかもしれない」とエスタビ氏はコメントした。入札は、2日以内に受け入れない場合は、無効となる。
エスタビ氏は昨年、詐欺容疑でイランで逮捕された。同氏の暗号資産ベンチャー、Bridge OracleとCryptoLandは破綻、9カ月服役した後、エスタビ氏はドーシー氏のツイートNFTの売却をツイートした同じ日、もともとトロン(Tron)ブロックチェーンで発行していた暗号資産Bridge Oracle(BRG)をBinance Smart Chainで発行し直し、古いBRGを新しいBRGと交換すると発表している。
同氏は、交換は手動で行われており、プロセスが完了するまで最大2カ月かかるかもしれないと述べた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ジャック・ドーシー氏(CoinDesk archives)
|原文:‘Jack Dorsey’s First Tweet’ NFT Went on Sale for $48M. It Ended With a Top Bid of Just $280