ビットコイン(BTC)価格が停滞したことで、暗号資産(仮想通貨)ファンドは3週連続の資金流出となった。
コインシェアーズが4月25日に発表したレポートによると、暗号資産ファンドは22日までの1週間、700万ドルの純流出。個別のファンドで見ると、3iQが2700万ドル、ETCグループが800万など、複数のファンドが大きな純流出となったが、プロシェアーズが4130万ドルの純流入となり、相殺された。
暗号資産別に見ると、ビットコインファンドは先週、260万ドルのわずかな純流入となり、月累計の流出額は1億7800万ドルにとどまっている。
ビットコインは過去1週間、4万ドルを割り込み、3万9000ドル付近で推移した。21日には4万2978ドルまで上昇したが、すぐに3万9000ドル付近まで下落した。
イーサリアムファンド
イーサリアム(ETH)ファンドも1690万ドルの純流出となったが、前週の2700万ドルからは減少した。
その他のアルトコイン関連のファンドは、ほとんどが純流入となった。アバランチ(AVAX)ファンドは180万ドル、ソラナ(SOL)ファンドは80万ドル、テラ(LUNA)ファンドは70万ドルの純流入となった。
「ファンドの動きは冷え込んでおり、2021年第4四半期の24件に対して、2022年第1四半期は11件にとどまった」とコインシェアーズはレポートに記した。アバランチ、テゾス(XTZ)テラなどのアルトコインに焦点を当てたファンドが増えている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds Saw Minor Outflows Last Week