仏銀大手のBNPパリバは、米銀大手JPモルガン・チェースが開発したプライベートブロックチェーンネットワークを使って、レポ取引(国債を担保に資金を調達する取引)を行った。Financial Timesが伝えた。
Onyx Digital Assetsは、レポ取引にトークンを使用する。投資家は、短い場合は数時間でも資産を貸し出すことが可能になる。
レポ取引の約4分の3は国債を裏付けとしており、銀行にとって重要な資金源となっている。米投資銀行のゴールドマン・サックスも以前、レポ取引でJPモルガンのネットワークを利用した。
2020年のサービス開始以来、約3000億ドル(約38兆円)のレポ取引がOnyxで行われている。
JPモルガンとBNPパリバからは当記事執筆時点までにコメントは得られなかった。
「我々はこれを、市場の進化に合わせて取引・運用のライフサイクル全体にテクノロジーを活用していく取り組みの一環と捉えている」とBNPパリバのジョー・ボノー(Joe Bonnaud)氏は記事で述べている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:BNP Paribas Joins JPM’s Blockchain Network Onyx for Fixed Income Trading: Report