ソラナ(Solana)ブロックチェーンを基盤とした「move-to-earn(歩いて稼ぐ)ゲーム「STEPN」は5月26日、中国でのプレーを7月中旬に事実上禁止すると発表。このニュースが広がると、ガバナンストークンのGMT(Green Metaverse Token)は下落した。
7月15日にIPアドレスまたはGPSの位置情報で中国在住が判明したユーザーへのGPSサービスの提供を停止するという。GPSサービスがなければ、STEPNのNFTスニーカーを保有するプレーヤーは、歩いてトークンを獲得することはできなくなる。
CoinGeckoによると、GMTは24時間で39%超下落。STEPNのNFTスニーカーは当記事執筆時点、マーケットプレイスのMagic Edenで約8.5ソラナ(SOL)となっており、25日から約3.5ソラナ下落している。
「STEPNは常にコンプライアンス義務を非常に重要視しており、常に現地の規制機関の関連要件を厳格に遵守している」とSTEPNの公式ツイッターはツイートしたが、具体的な方針には触れていない。また中国でビジネスは展開していないとも述べている。
中国の暗号資産規制の状況は不明瞭だが、規制当局のNFTに対する監視は強化傾向にある。ゲームに参加するためにはNFTスニーカーを購入する必要があることを考えると、STEPNが取り締まりの対象になる可能性がある。
当記事公開時点までにSTEPNはコメント要請には応じていない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Flickr
|原文:Stepn to Bar Gameplay in China, Sending ‘Move-to-Earn’ Token GMT Spiraling