サイバーエージェント子会社のCA GameFiは5月31日、NFTプロジェクト「Project TB(プロジェクト ティービー)」を展開すると発表した。同日、ティザーサイトを公開した。
GameFi:ゲーム(Game)と金融(Finance)を掛け合わせた用語。特に、ゲームをプレイすることでトークンや金銭などを獲得できるものをPlay to Earn(プレー・ツー・アーン)と呼ぶ。東南アジアではゲームで得た収益で生活をするケースも出ている。
NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。
今後、サイバーエージェントのゲーム事業での関係先である国内大手版元とのIPコラボレーションを予定する。新たに展開するNFTプロジェクトでは、10億円以上の初期投資額を見込んでいる。
開発には、サイバーエージェントグループのゲーム事業で多くのヒットタイトルを手がけてきたメンバーが参画する。ブロックチェーン領域では、DeFi分野において経験豊富な専門企業と業務提携する。
CA GameFiは、「一般のゲームプレーヤーをはじめとする新たなユーザー層を開拓することを目指す」とともに、「全世界のプレイヤーに『Just Enjoy and Earn(楽しみながら稼ぐ)』を届ける」としている。
|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:CA GameFi提供